自己破産すると会社に知られるの？

　自己破産するときに会社に知られるかどうかをとても心配する方は多くいます。借金が払えず、自己破産することが、会社に知られてしまえば、会社に居づらくなってしまう可能性もあります。できれば自己破産することは会社に知られたくありませんよね。

　自己破産をすると官報に情報がのります。官報に記載される内容の説明ですが、記載される内容は①氏名②住所③破産、免責の情報です。官報を一般人はチェックしないので、自己破産をして、会社に知られる可能性は非常に低いです。ただし、あなたが会社からお金を借りている場合は、お金を返せないことになりますので、会社には自己破産のことが伝わってしまいます。

　また、自己破産の手続きをするときに、必要書類として、会社から退職金を証明する書類を取り寄せることが必要となる場合があります。この書類を会社から取り寄せる際、理由を聞かれることもありますので、事情を話さず証明書を受け取ることが難しい場合もあります。

　自己破産は自分でも行うことができますが、やはり専門的な知識が必要になります。借金の種類、金額と現在の収入と支出を照らし合わせて、自己破産を選んだ方がよいかどうかの判断も必要となります。自分では自己破産をすべきだと考えていたとしても、もしかしたら、自己破産を選ばずに少しずつでも借金を返済していった方が良い方もいるでしょう。また、自己破産することで、すべての借金を帳消しにすることができますが、７年間お金が借りられないなどたくさんのデメリットもあります。個人だけで自己破産をするべきかどうかの判断をすることが難しい場合もあります。

　自己破産を選ぶのは、余程切羽詰った状態になってからだろうと思います。その状態で、冷静に自分の現状を判断し、正しく自己破産の手続きをすることは大変です。自己破産するにはたくさんの書類を作成し、役所に何度も足を運ぶ必要がありますので、かなりの労力と精神力が必要になります。やはり、この場合は専門家である弁護士にお願いする方が安心です。数々の自己破産の手続きを行ってきた弁護士であれば、円滑に自己破産の手続きをしてくれます。弁護士によっては無料相談を行っている事務所も多数あります。

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