自己破産をすると家族の信用情報に影響ありますか?
自己破産をする時に「自分が自己破産することで、妻や子など自分の家族の信用情報に悪影響を与えてしまうのではないか」と心配される方が多くみられます。破産した人のせいで、その家族の信用情報が連鎖で傷つくことがあるのでしょうか。実は、まったくそんなことはありません。
自己破産など債務整理についての情報は、あくまで債務整理した人本人に対して記録されるものなので、信用情報に影響が出るのは、本人についてのみです。その人の家族の信用情報に記録されることは一切ありません。なので、Aさんが破産した後、その息子であるBさんがクレジットカードを作るために申し込んでも、何の問題もありません。もしそれで審査に落とされるようなことがあっても、それはBさんの年収などがカードの発行基準に足りなかったから落とされただけで、Aさんの自己破産歴とはなんの関係もありません。
これは、住宅ローンなど、大型ローンについても同じです。破産した人の家族がこれらのローンに申し込んだ場合、その家族は他の人と同じように審査を受けることが出来ます。過去に家族の誰かが破産していてもその家族はローンを組むことができます。
自己破産に関する情報は色々と出回っていますが、そのどれが正しくてどれが間違っているのか、法律の素人が判断するのは難しいです。自己破産をはじめ債務整理を考えておられるなら、その道のプロである弁護士を頼るといいでしょう。
この記事の監修者
【初回相談無料!】 弁護士 中島 宏樹 |