自己破産後はダイレクトメールに注意
自己破産を申立てるとダイレクトメールが届くようになることがあります。それを見ると、低金利で○○万円融資ができます、ブラックOKなど、色々なことが書いてありますが、この手のダイレクトメールに書いてあることを真に受けてはいけません。そこに電話してお金を借りるなどもっての他です。
これらのダイレクトメールを送ってくるのは、いわゆるヤミ金と言われる人たちです。彼らは違法な高金利でお金を貸してくる上に、返せないと法律を無視して取り立てをしてくるので、審査が甘くても絶対に手をだしてはいけません。
自己破産した後は、金銭的に余裕がないことが多く、他でローンが組めないので誘いに乗ってしまう人がいますが、それをやってしまうとヤミ金の思うつぼです。この手のヤミ金は、消費者金融やカードローン業者よりはるかに恐ろしいものなので、それを肝に銘じて、一切関わらないのが賢明です。
なぜこれらのヤミ金は、自己破産した人にダイレクトメールを送ることができるのでしょうか。実は、誰が自己破産したか、と言うことは探偵などの力を借りなくても調べることができます。官報に名前が載るので、(住所も載ります)それを見ればダイレクトメールを送ることができるのです。
それを聞くと、では自分が自己破産したことが友人や勤務先の上司にばれるのではと考える方がいますが、そういうことは滅多にありません。基本的に、一般人は官報をあまり読まないので知る由もないのです。官報に名前や住所が記載されていても、このダイレクトメール問題を除けば特に問題が生じることはありません。
一人で悩まずに弁護士にご相談下さい。
この記事の監修者
【初回相談無料!】 弁護士 中島 宏樹 |