業者が既に過払い金の再計算を・・・
最近では、過払い金に関する情報をメディアで目にすることも多いと思います。借金において払いすぎた利息がある場合、過払い金返還請求をすることで返還してもらうことができるのです。
この過払い金返還請求には、所定の手続きが必要であり、とても煩雑な工程もあるので、過払い金を回収している人の多くが、弁護士などに依頼をし、請求をしているケースがほとんどとなります。
まず過払い金返還請求では、業者から開示された取引履歴をもとにして、適法な利率に基づく再計算を行い、そしてその結果、過払い金が発生した場合に、業者に対し過払い金返還請求を行います。その後、弁護士などの専門家と業者とで返還額・時期など交渉を行うという流れになります。
それでは、開示された取引履歴がもう再計算してあったという場合はどうなるでしょうか。ニコス・オリコ・セディナなどの業者でよくあるようです。計算が済んでいて楽に思われるかもしれませんが、このような場合、業者に有利な利息充当方式で、開示履歴などが計算されていることが多いので注意が必要です。
そのため、業者の計算結果を鵜呑みにせずに、専門家にも計算してもらいましょう。弁護士が結果をご報告いたします。そうすることで、不当に低い金額でない、より多くの過払い金を請求できる可能性が高まります。
プロミスと言えばSMBCコンシューマーファイナンスがサービス展開をしているテレビのCMなどでもおなじみの大手消費者金融ですが、プロミス自体は様々な消費者金融を合併しながら巨大化してきた組織のため、過払い金返還請求に関しても非常に複雑な手続きが必要になる場合があります。
合併の中でたとえばアットローンの場合は三井住友銀行傘下で営業を行っていたため。金利もグレーゾーン金利を適用していませんでした。その為過払い金自体がアットローンの場合は発生していないため、過去にアットローンを利用していた人は過払い金返還請求を行う必要はありません。もし過払い金返還請求を行っても金利が適正でしたので過払い金が発生していないので請求自体が無駄となりますので注意しましょう。
プロミスに対して過払い金返還請求をする場合には、一連計算で過払い金返還請求をするかどうかも重要になってきます。これは過去に何度も借り入れと完済を繰り返していた場合に個別計算よりも一連計算のほうが過払い金の金額が大きくなるため、プロミス側は個別計算を主張してくるということです。一連計算で過払い金返還請求が行えるかどうかが過払い金の金額にも大きな影響を与えてきますので弁護士に相談して出来るだけ多くの過払い金を取り戻せるように対策を行いましょう。